しっかり考える!
2017年3月下旬、格安旅行会社として有名な『てるみくらぶ』が東京地裁に自己破産を申請して破産手続きの決定を受けましたね。

負債総額は約151億円と言われ、『てるみくらぶ』と提携していた債権者になるホテルや交通機関だけでなく、数万人の顧客にも大変な損害を与えたと言われています。

特に『てるみくらぶ』自己破産のニュースが出た当時、実際に『てるみくらぶ』で旅行されていた方々は本当に大変な事だったと思います。

ニュースでもやっていましたが、渡航先でホテルの予約が未入金のため、キャンセルされていて、その場でまた支払って仕方なく宿泊されていた方も少なくないようですね。


ところで、『てるみくらぶ』のような、企業の自己破産ってどういう事なのでしょうか。

良く、「会社が倒産した」などという言葉を耳にしたことがあると思います。

でもこの「倒産」というのは正式な法律用語ではないそうです。正式には「倒産」ではなく、「破産」というそうです。

「倒産」とは、企業が債務の支払不能に陥ったり、経済活動を続けることが困難になった状態を指す。「法的倒産」と「私的倒産」の2つに大別され、「法的倒産」では再建型の「会社更生法」と「民事再生法」、清算型の「破産」と「特別清算」に4分類される。「私的倒産」は、「銀行取引停止」と「内整理」に分けられる。



『てるみくらぶ』はこの分類で清算型になるわけです。『てるみくらぶ』にはほとんど財産が無く、再建の目途も立てられないとの見解で破産を選択したようです。

清算型の場合は、全ての財産を集めてお金にして、出来る限り債権者に分配するという形になります。

ちなみに再建型の手続きでは、会社の財産を残して、事業を継続しながら債務を弁済していく形になります。



バブル崩壊後、『てるみくらぶ』のような、もうどうすることも出来ないまでの負債を抱えて倒産(破産)して行った大企業も少なからずありましたが、経営が悪化してから早期に再建型などの判断が出来る経営者は大企業であっても少ないのでしょうか。

大企業になればなるほど、その判断は大変になるのかも知れませんが、無理に延命ばかりを考えることなく、多角面から経営判断が出来る経営者が今後の日本には必要だと感じました。

:投信1より
http://www.toushin-1.jp/articles/-/3015